はじめに
不倫日記にお越しいただき、ありがとうございます。
このブログは、中年妻子持ちおやじが不倫関係にあった独身女性との関係について書いたものです。
何年も前に終わったことですが、今でも昨日のことのように思い出すこともあり、はるか遠い昔のようでもあり、今でも大好きであり
終わったからこそわかることもあるのかなあとも思えます。
このブログにかかわる全ての方に感謝します。
はじめにの続きを読む
URL:http://onimaru.blog51.fc2.com/
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このブログは、中年妻子持ちおやじが不倫関係にあった独身女性との関係について書いたものです。
何年も前に終わったことですが、今でも昨日のことのように思い出すこともあり、はるか遠い昔のようでもあり、今でも大好きであり
終わったからこそわかることもあるのかなあとも思えます。
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再会(7)反省
ガラにもなく少しウエッティなお話になってしまいました。
書いてるうちにそうなってしまいまして、ヤメタ、というのも何ですので最後まで書いてみました。
肝心のお別れに至った経緯は思いっきり省略していますが、まあそのへんは、おやぢが泣いて、彼女が元気だった、というような単純なお話でもないので、いずれ機会があれば書こうかなとも思いますが、無理だろーなとも思ってます。
幸せになってくれればそれで私の願いは叶うわけですから、今更どうのこうのもないですけどね。
ま、ひとやまいくら、その他大勢に一体何ができるんだとも思いますが。(しつこい)
結婚とか考えるようになると、ひとやまいくら、やその他大勢じゃあ困りますけどね。
今、中年おやぢとの関係に悩む方も多いかと思いますが、
よーく考えてみれば(考えなくても)既におやぢを虜にしているわけですから、
おやぢと終わったあと、いい出会いがあるのもそうそう難しくはないとも思います。普通に。多分、泣いた分だけ。
おやじを虜にするってことは、女性としても人としても十分すぎるぐらい魅力的ってことですからね
そう考えると泣かせるおやぢというのは極悪です。極悪ならまだしも、セコイとかズルイ方面ですよね。どっちかと言えば。いや、確実に。
書いてるうちにそうなってしまいまして、ヤメタ、というのも何ですので最後まで書いてみました。
肝心のお別れに至った経緯は思いっきり省略していますが、まあそのへんは、おやぢが泣いて、彼女が元気だった、というような単純なお話でもないので、いずれ機会があれば書こうかなとも思いますが、無理だろーなとも思ってます。
幸せになってくれればそれで私の願いは叶うわけですから、今更どうのこうのもないですけどね。
ま、ひとやまいくら、その他大勢に一体何ができるんだとも思いますが。(しつこい)
結婚とか考えるようになると、ひとやまいくら、やその他大勢じゃあ困りますけどね。
今、中年おやぢとの関係に悩む方も多いかと思いますが、
よーく考えてみれば(考えなくても)既におやぢを虜にしているわけですから、
おやぢと終わったあと、いい出会いがあるのもそうそう難しくはないとも思います。普通に。多分、泣いた分だけ。
おやじを虜にするってことは、女性としても人としても十分すぎるぐらい魅力的ってことですからね
そう考えると泣かせるおやぢというのは極悪です。極悪ならまだしも、セコイとかズルイ方面ですよね。どっちかと言えば。いや、確実に。
再会(6)最後のメール
どうしようか?私は運転しながら、返信を考えましたが、結局「これで終わりだよ」というような内容しか浮かばない。そう言わなくても「感謝してるよ」「今までありがとう」
全部、自らこれで終わりだよと宣言するような内容になります。
中年おやじのつまらない意地でそれは避けたいと思いました。多分これから先、会うこともないだろうし、連絡も来ることはあまり考えられない。
いつもの「またね」よりはちょっとだけ長い「またね」にしたかった私はあれこれ考えますが、いくら考えてもいい考えが浮かばない。
「おれの贈った下着あるだろ?ぼんずとのデートでそんな高級下着はいらんからな。わかってるとは思うけど」
だめだ、だめだ。つまらないし、だいいち面白くないしあまりシャレにもならない。
「誰にきれいにしてもらった?おれだろ?じゃあ常におれがナンバーワンだろ」
これに関しては自信(というより自惚れ?)があったのですが、とてもとてもそんなことを言う気にはなれませんでした。
「わかってます」という返事が来たのだからもういいだろう。私は結局、返信せず、そのままにしておきました。これでちょっとだけ長い「またね」になったかなと思いつつ。
そういえば・・・思いっきりキスマークだらけにしてやりゃあ良かったかな
とも思いましたが、多分彼女はおやじの気持ちを少しでもはらせればと受け入れてくれたかもしれませんが。まあまあそこまでしてもらえばもう愛情よりは同情だろう。しなくて正解だったんだろうな。そんなことしたらまさに
「ハイ、おしまい。気が済んだ?」みたいになっちまうじゃねーか。
ようは返信しなかったのはただのつまんない意地だったのかもしれませんね。
ちょっとだけ後悔してます。
全部、自らこれで終わりだよと宣言するような内容になります。
中年おやじのつまらない意地でそれは避けたいと思いました。多分これから先、会うこともないだろうし、連絡も来ることはあまり考えられない。
いつもの「またね」よりはちょっとだけ長い「またね」にしたかった私はあれこれ考えますが、いくら考えてもいい考えが浮かばない。
「おれの贈った下着あるだろ?ぼんずとのデートでそんな高級下着はいらんからな。わかってるとは思うけど」
だめだ、だめだ。つまらないし、だいいち面白くないしあまりシャレにもならない。
「誰にきれいにしてもらった?おれだろ?じゃあ常におれがナンバーワンだろ」
これに関しては自信(というより自惚れ?)があったのですが、とてもとてもそんなことを言う気にはなれませんでした。
「わかってます」という返事が来たのだからもういいだろう。私は結局、返信せず、そのままにしておきました。これでちょっとだけ長い「またね」になったかなと思いつつ。
そういえば・・・思いっきりキスマークだらけにしてやりゃあ良かったかな
とも思いましたが、多分彼女はおやじの気持ちを少しでもはらせればと受け入れてくれたかもしれませんが。まあまあそこまでしてもらえばもう愛情よりは同情だろう。しなくて正解だったんだろうな。そんなことしたらまさに
「ハイ、おしまい。気が済んだ?」みたいになっちまうじゃねーか。
ようは返信しなかったのはただのつまんない意地だったのかもしれませんね。
ちょっとだけ後悔してます。
再会(5) 嗚咽
オレは男だろ?そう言い聞かせます。言い聞かせますが、今フロントガラス越しに乾いた音を立てているワイパーと同じで何の役にも立たない。
乱暴にワイパーのスイッチを切ると脇道にそれ、人気のない場所を探しました。気持ちを落ち着かせるためです。こんな時に限ってなかなかみつからない。
ようやく人通りのない所を見つけると車を停め、タバコに火をつけました。
気持ちを落ち着かせるつもりが、必死で押さえていた感情が一気に高ぶってしまったようでした。本当に惨めな中年。私はタバコを投げ捨て、泣きました。
自分が完全にコントロールしていたはずだった。
あの時もっと気を使っていれば。そんな場面がいくつか思い浮かびます。
会えば「キレイだな」「可愛くなった」と言っていました。
男はともかく女性は恋をするとキレイになる、と言いますが私はそれを信じています。彼女がキレイになったのはまさに自分のおかげ。
そんな自惚れも完全に消え去りました。
一体自分は彼女に何ができたのだろう?辛い思いをさせただけか?自分自身の感情の起伏に戸惑いながらも考えました。考えたところでどうなるわけでもないのに。
私は感情を抑えることなく、泣き続けました。
みっともない中年には感情を抑えることなく流れ続ける涙が心地よかった。
しかしそうそう泣き続けるわけにもいきません。
30分近く経ったころでしょうか、少し落ち着いてきた私は、タバコに火をつけます。今度は投げ捨てずに済みましたが、「好きな人ができたら喜んでやろう」と呑気に考えていた私には大きすぎる現実でした。
とはいえ少しの高揚感もありました。自分のもとを去り、どうしているか心配だったのに、あんなに穏やかな、いい笑顔を見せてくれた彼女。
気がつくと携帯にメールが入っています。
「いい出会いがあったのはあなたのおかげです」
中年おやじの精いっぱいの虚勢で返信しました。

「あたり前だ。万が一泣くようなことがあったら、ぼんずなんか半殺しだ」
「わかってます」といったような内容の返信を読むと、私は車のエンジンをかけ、今度はわき道にそれることなく、家へ向かいました。
乱暴にワイパーのスイッチを切ると脇道にそれ、人気のない場所を探しました。気持ちを落ち着かせるためです。こんな時に限ってなかなかみつからない。
ようやく人通りのない所を見つけると車を停め、タバコに火をつけました。
気持ちを落ち着かせるつもりが、必死で押さえていた感情が一気に高ぶってしまったようでした。本当に惨めな中年。私はタバコを投げ捨て、泣きました。
自分が完全にコントロールしていたはずだった。
あの時もっと気を使っていれば。そんな場面がいくつか思い浮かびます。
会えば「キレイだな」「可愛くなった」と言っていました。
男はともかく女性は恋をするとキレイになる、と言いますが私はそれを信じています。彼女がキレイになったのはまさに自分のおかげ。
そんな自惚れも完全に消え去りました。
一体自分は彼女に何ができたのだろう?辛い思いをさせただけか?自分自身の感情の起伏に戸惑いながらも考えました。考えたところでどうなるわけでもないのに。
私は感情を抑えることなく、泣き続けました。
みっともない中年には感情を抑えることなく流れ続ける涙が心地よかった。
しかしそうそう泣き続けるわけにもいきません。
30分近く経ったころでしょうか、少し落ち着いてきた私は、タバコに火をつけます。今度は投げ捨てずに済みましたが、「好きな人ができたら喜んでやろう」と呑気に考えていた私には大きすぎる現実でした。
とはいえ少しの高揚感もありました。自分のもとを去り、どうしているか心配だったのに、あんなに穏やかな、いい笑顔を見せてくれた彼女。
気がつくと携帯にメールが入っています。
「いい出会いがあったのはあなたのおかげです」
中年おやじの精いっぱいの虚勢で返信しました。

「あたり前だ。万が一泣くようなことがあったら、ぼんずなんか半殺しだ」
「わかってます」といったような内容の返信を読むと、私は車のエンジンをかけ、今度はわき道にそれることなく、家へ向かいました。
再会(4)
ずいぶん時間をかけたつもりですが、自宅に着いてしまいました。当然と言えば当然なのですが、お互いになんとなく暗黙の了解で「これで最後かもしれない」というのがあったので、かける言葉がみつからない。
彼女もすぐには車を出ようとはせず、私が何を言うか待っているようでした。
「まだ、おれの事好きか?」
「ばか・・・大好きだよ。ずっと」
これでもう十分だと思いました。去っていった時よりも今のほうが後ろ髪をひかれる思いですが、いつまでも引っ張っても仕方がない。
でも何故だろう?きっと少しだけ「まだ自分のもの」という意識があったんだと思います。別れたとは言っても、何かあれば連絡が来るかもしれない。もしかしたら戻ってくることだって・・・そんな自分に都合のいい思い込みが頭の隅っこに少しあったのかもしれませんね。
二つ目の約束「結婚が決まったら連絡する」は彼女に任せることにして、私は車のエンジンをかけました。彼女は、湿っぽいものにしたくなかったようなので、私も精いっぱい虚勢をはりました。
「勝負で勝って、試合で負けた」そうだろ?
これ以上の醜態をさらすわけにもいかない。私は彼女を促しました。
彼女は素直に車を出て家へ向かいます。以前は余裕を持って眺めていたこのシーンも今は・・なんとも言えない思い。ドアが空き、こっちを振り返り短く手を振ったあと彼女が部屋に消えました。
私も車を動かします。二度とここに来ることはないだろう、と思うと、なんとも言えない想いが湧きあがり、押さえることが難しくなってきました。
自分でも信じられない。「オトコだろ?おれは」そう思っても無理です。運転する目の前が霞んできました。認めたくない私は、意味もなくワイパーのスイッチを入れます。まるで意味のない行為。ワイパーは乾いた音をたてるだけで何の役にも立ちませんでした。
彼女もすぐには車を出ようとはせず、私が何を言うか待っているようでした。
「まだ、おれの事好きか?」
「ばか・・・大好きだよ。ずっと」
これでもう十分だと思いました。去っていった時よりも今のほうが後ろ髪をひかれる思いですが、いつまでも引っ張っても仕方がない。
でも何故だろう?きっと少しだけ「まだ自分のもの」という意識があったんだと思います。別れたとは言っても、何かあれば連絡が来るかもしれない。もしかしたら戻ってくることだって・・・そんな自分に都合のいい思い込みが頭の隅っこに少しあったのかもしれませんね。
二つ目の約束「結婚が決まったら連絡する」は彼女に任せることにして、私は車のエンジンをかけました。彼女は、湿っぽいものにしたくなかったようなので、私も精いっぱい虚勢をはりました。
「勝負で勝って、試合で負けた」そうだろ?
これ以上の醜態をさらすわけにもいかない。私は彼女を促しました。
彼女は素直に車を出て家へ向かいます。以前は余裕を持って眺めていたこのシーンも今は・・なんとも言えない思い。ドアが空き、こっちを振り返り短く手を振ったあと彼女が部屋に消えました。
私も車を動かします。二度とここに来ることはないだろう、と思うと、なんとも言えない想いが湧きあがり、押さえることが難しくなってきました。
自分でも信じられない。「オトコだろ?おれは」そう思っても無理です。運転する目の前が霞んできました。認めたくない私は、意味もなくワイパーのスイッチを入れます。まるで意味のない行為。ワイパーは乾いた音をたてるだけで何の役にも立ちませんでした。
再会(3)
「道忘れちゃったな。どうだっけ?」
「ここの通りを真っ直ぐ行って、信号を右、それから・・・」
「うーん、そういう面倒くさくてつまんないのはいいや」
私はあえて遠回りの道を選びました。彼女もそれで納得してくれたようです。あんな単純な道を「忘れた」などというすぐバレる嘘につきあってくれました。考えないようにはしていましたが、「多分もう会うこともないだろう」という気持ちが私の中にありました。
私の元を去っていく時に交わした約束は二つ。
「つきあう男ができたら連絡しろ」
「結婚することになったら連絡しろ」
二つ目はどうでしょう?もう守る必要もないのかもしれない。というよりも、一つ目の約束を守ってくれたことに、感謝しましたが、もしかしたら同時に、自分自身で、自分に対するしっかりとしたけじめ、無言の「さようなら」にしたかったのかもしれない。
この時間帯の道路は悲しいかな、スムーズです。どんどん追い抜かれますが、構わず制限速度ギリギリ近辺で走り続けます。これでもう会うこともないだろうと思うと、本当に言葉が出ない。
正確に言うと、彼女は半年も前に私に別れを告げ、去っていったのです。ただ、その時は自分の中で去っていったとしても、「まだ誰のものでもない」という意識がありました。今度は違います。
私はさらに回り道をし、大きな公園の脇に車を止めました。
「随分、泣かせたな」
「うん・・でもお互い様だから・・・」
お互い様?なんのことだろう。そういえば以前に彼女の会社の男性が、という事があったっけ。あんなつまらないことに激しい嫉妬を覚えた、阿呆な中年おやじ。彼女の負担にくらべれば私の負担など、とるにたらないことです。「お互い様」って?そんな取るに足らないことを「お互い様」にしてくれる彼女。こんないいコにそんな想いをさせていたのか、と今更ながらのように後悔の念が浮かびます。
もはや私にできることは、彼女がこれから先、幸せになれるよう願うことだけ。
手をとり手の甲にキスをしました。彼女が笑ったので少し私は安心し、公園を出ました。自宅まであと少しです。
「ここの通りを真っ直ぐ行って、信号を右、それから・・・」
「うーん、そういう面倒くさくてつまんないのはいいや」
私はあえて遠回りの道を選びました。彼女もそれで納得してくれたようです。あんな単純な道を「忘れた」などというすぐバレる嘘につきあってくれました。考えないようにはしていましたが、「多分もう会うこともないだろう」という気持ちが私の中にありました。
私の元を去っていく時に交わした約束は二つ。
「つきあう男ができたら連絡しろ」
「結婚することになったら連絡しろ」
二つ目はどうでしょう?もう守る必要もないのかもしれない。というよりも、一つ目の約束を守ってくれたことに、感謝しましたが、もしかしたら同時に、自分自身で、自分に対するしっかりとしたけじめ、無言の「さようなら」にしたかったのかもしれない。
この時間帯の道路は悲しいかな、スムーズです。どんどん追い抜かれますが、構わず制限速度ギリギリ近辺で走り続けます。これでもう会うこともないだろうと思うと、本当に言葉が出ない。
正確に言うと、彼女は半年も前に私に別れを告げ、去っていったのです。ただ、その時は自分の中で去っていったとしても、「まだ誰のものでもない」という意識がありました。今度は違います。
私はさらに回り道をし、大きな公園の脇に車を止めました。
「随分、泣かせたな」
「うん・・でもお互い様だから・・・」
お互い様?なんのことだろう。そういえば以前に彼女の会社の男性が、という事があったっけ。あんなつまらないことに激しい嫉妬を覚えた、阿呆な中年おやじ。彼女の負担にくらべれば私の負担など、とるにたらないことです。「お互い様」って?そんな取るに足らないことを「お互い様」にしてくれる彼女。こんないいコにそんな想いをさせていたのか、と今更ながらのように後悔の念が浮かびます。
もはや私にできることは、彼女がこれから先、幸せになれるよう願うことだけ。
手をとり手の甲にキスをしました。彼女が笑ったので少し私は安心し、公園を出ました。自宅まであと少しです。
再会(2)
「好きな人ができたの」
その言葉には伏目がちではあるけれど、はっきりと「もうあなたのものではありません」
という強いしっかりとした意志を感じました。
去っていったわけですが、「次」「正式なやつ」までの間は少し安心していたのかもしれません。
指輪したままなのが実は嫌だったこと、家族の話は辛かったこと、
彼女は笑顔で話してくれました。
後悔先に立たずというか、そういう細かなことに気遣いができなかった自分を悔やみましたが、悔やんだところで、今更どうなるわけでもない。
目の前にいるのはほんの数ヶ月前まで、会えば何の迷いもなく私に身をゆだね、私の腕まくらで寝た女の子なのです。今のままじゃつらいといって泣いていたコ。今は抱きしめることさえやんわりと拒絶するような雰囲気がありました。
今の関係をなんとかしようと、つらい思いをした彼女と、今の関係のままであぐらをかきつづけた、中年おやじ。立場がまるで逆転するのは当然なのかもしれません。
店の人が片づけを始めたので、出ることにしました。ちょっと意地悪で「一人で帰れるのか?」と聞くと
ちゃんと「ヤダ、送って」と明るく彼女は答えました。
その言葉には伏目がちではあるけれど、はっきりと「もうあなたのものではありません」
という強いしっかりとした意志を感じました。
去っていったわけですが、「次」「正式なやつ」までの間は少し安心していたのかもしれません。
指輪したままなのが実は嫌だったこと、家族の話は辛かったこと、
彼女は笑顔で話してくれました。
後悔先に立たずというか、そういう細かなことに気遣いができなかった自分を悔やみましたが、悔やんだところで、今更どうなるわけでもない。
目の前にいるのはほんの数ヶ月前まで、会えば何の迷いもなく私に身をゆだね、私の腕まくらで寝た女の子なのです。今のままじゃつらいといって泣いていたコ。今は抱きしめることさえやんわりと拒絶するような雰囲気がありました。
今の関係をなんとかしようと、つらい思いをした彼女と、今の関係のままであぐらをかきつづけた、中年おやじ。立場がまるで逆転するのは当然なのかもしれません。
店の人が片づけを始めたので、出ることにしました。ちょっと意地悪で「一人で帰れるのか?」と聞くと
ちゃんと「ヤダ、送って」と明るく彼女は答えました。





